ロットサイズの決め方|「負けてもいい金額」から逆算する

最終更新:2026年10月10日

FXで資金を大きく減らしてしまう原因の多くは、相場の予想が外れたことではなく、「1回の取引量が大きすぎたこと」です。この記事では、取引量(ロットサイズ)を感覚ではなく、計算で決める方法を説明します。

考え方は「いくら負けてもいいか」から逆算

ロットサイズを決める順番は次の3ステップです。

① 1回の取引で失ってもいい金額を決める(口座のお金 × 割合)
② 損切りの位置を決める(何pips逆に動いたら決済するか)
③ ①の金額 ÷(②の幅 × 1pipsあたりの損)で、取引量が決まる

ポイントは、損切りの位置を先に決めて、取引量のほうで損の大きさを調整することです。「この量で買いたいから、損切りはこのくらいでいいか」という順番だと、損切りが遠くなりすぎたり、そもそも置かなかったりしがちです。

具体例で計算してみる

口座のお金:30万円/失ってもいい割合:2%/通貨ペア:ドル円/損切り:30pips
① 30万円 × 2% = 6,000円
② ドル円の30pipsは、1通貨あたり 0.30円
③ 6,000円 ÷ 0.30円 = 20,000通貨

1ロット=1万通貨の業者なら2ロット、10万通貨の業者なら0.2ロットです。業者によって1ロットの単位が違うので、口座の取引ルールを必ず確認してください。

同じ条件で、損切りを60pipsに広げると、取引量は半分の10,000通貨になります。損切りを広く取りたいときは、量を減らせば同じリスクに収まります。

なぜ「1〜2%」と言われるのか

1回のリスクを何%にするかは人それぞれですが、よく1〜2%が目安と言われます。理由は、負けが続いたときの減り方を見るとよく分かります。下の表は、30万円の口座で10回続けて負けた場合に残る金額です(毎回、その時点の残高に対する割合で計算)。

1回のリスク10連敗後の残高減った割合
2%約245,100円約18%
5%約179,600円約40%
10%約104,600円約65%

10連敗はめったに起きないように感じますが、勝率が5割前後の取引を長く続けていれば、十分に起こり得ます。2%なら立て直せますが、10%だと元に戻すのはかなり大変です。

よくある失敗

「前回負けたから、次は量を増やして取り返す」という考え方は、最も資金を減らしやすいパターンです。取引量は毎回、同じルールで計算し直すのが基本です。また、計算した取引量に対して証拠金が足りているかも確認しましょう。

計算機で実際に試してみる

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